グラマラスライン後 逆まつげ修正|術後に起こりうるトラブル・対応

手術の詳細 ダウンタイム・術後経過 術後に起こりうるトラブル・対応

グラマラスライン後 逆まつげ修正|手術の詳細

 
グラマラスライン(結膜側)後、限界まで下まぶたを引き下げた場合や、手術前から逆まつげの傾向がある場合に下まつげの際の皮膚が余ることによって、外に向いていたまつ毛が眼球に向かって押し上げられ、逆まつ毛を引き起こすことがあります。
 
逆まつげは、グラマラスライン後のムクミや傷跡が落ち着く約1 ヶ月を待ってから判断し、まつげの際を切開し、余った皮膚を切除することで修正を行います。
 


グラマラスライン形成逆まつげ修正、切開ラインのデザイングラマラスライン形成逆まつげ修正、余った皮膚の切除

グラマラスライン形成逆まつげ修正、手術終了
【麻酔方法】
局所麻酔 笑気麻酔 静脈麻酔+ラリンゲルマスク 全身麻酔 
 

グラマラスライン後 逆まつげ修正|ダウンタイム・術後経過

【ダウンタイム】
個人差があります。
 
 
■ 腫(は)
 
約1~2 週間 目の周りおよび、白目に出る可能性もあります。
 
内出血や感染症になった場合、腫れが長引く事があります。白目に腫れが出ると、白目を覆っている膜が、ゼリー状に膨らむことがありますが、通常1~2 週間で消失します。
 
 
■ 内出血
 
細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し、下まぶたから目の周囲が紫色になりますが、1~2 週間で消失します。
 
また、白目に内出血が出現すると白目の一部が赤く見えますが、こちらも1~2 週間で 消失します。
 
 
■ 抜 糸
 
7 日目 (下まつげの際についている黒い糸を抜糸します)
 
 
■ コンタクト
 
手術当日から可能ですが、ゴロゴロと違和感があるときは中止してください。
 
 
■ メイク
 
アイメイクは抜糸の翌日から可能です。その他の部分は手術の2 日後から可能です。
 
 
■ 通 院
 
7 日目
 
 
■ 完 成
 
約3~4 ヶ月
 
 
【ダウンタイム後の経過】
 
逆まつげ修正手術後は腫れやむくみがあり、ご希望と異なると感じることがありますが、しばらくお待ち頂くことでご希望通りに落ち着きますので、ご安心ください。
 
 
1. まぶた
 
○ 腫れやムクミにより、一時的に下まぶたの下がり具合が大きい・左右差があると感じることがあります。
 
○ まれに、視界がぼやけて見える時期があります。角膜の腫れが影響していると考えられますが、腫れが落ち着くと共に改善されます。
 
 
2. 傷
 
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。
 

グラマラスライン後 逆まつげ修正|術後に起こりうるトラブル・対応

【喫煙について】
喫煙は血液の循環を悪くする為、傷の治りが悪くなります。細菌がついて感染を引き起こす原因にもなります。
術前2 週間前~術後最低1 ヶ月は禁煙をお願い致します。

 
手術後4 ヶ月間は、腫れや炎症が残っているため、手術を行うと、傷が汚くなる、癒着(ゆちゃく)が強く変形するなど、原則として調整や手術は行えない時期です。腫れや炎症が収まる4 ヶ月以降に判断し、調整を行わせて頂くことを御了承下さい。

※文中の『術後』の表記においては、初回手術を基準とさせて頂きます。

 

グラマラスライン後 逆まつげ修正|トラブル一覧

 
A) 逆まつ毛が改善されない
B) 下まぶたの外反(下まぶたが外側に反った状態)や下三白眼(黒目の下の白目が見える)
C) 左右差
D) 涙が溜まりやすくなる
E) 白目の腫れ浮腫
F) 中縫いの糸が出てくる
G) 感 染(化膿する)
H) 血が溜まる
I) 傷が開く
J) 白目や角膜の損傷
K) 眼球の火傷
 
 

A) 逆まつげが改善されない

A-1トラブルの内容
皮膚を切り取り過ぎますと、下まぶたが下にひっくり返る(あっかんべの状態)危険がありますので、皮膚の切除は慎重にさせて頂きます。
 
皮膚を切除する量が少なすぎますと、逆まつげが残ってしまいます。手術終了時に逆まつげが改善されているように調整しますが、腫れが引いた後で、逆まつげになることがあります。
 
A-2 対応
修正手術を行っても、逆まつげが改善されない場合は、術後4 ヶ月以降に、再度、まつ毛のすぐ下で皮膚を取ります。
 
※ 逆まつ毛修正手術は、上向きになったまつ毛が眼球に当たって、目を傷つけることを防ぐ目的で行っておりますので、まつ毛の向きを細かく調整する事は出来かねます。まつ毛が完全な下向きにはならない事を了承下さい。
また、皮膚を多く切除すると外反(がいはん)を起こしやすくなる事をご理解ください。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

B) 下まぶたの外反(がいはん)(下まぶたが外側に反った状態)や下三白眼(さんぱくがん)(黒目の下の白目が見える)

B-1トラブルの内容
皮膚を切除する量が多すぎますと、まぶたが下に引っ張られて、まぶたと眼球の間にすき間が出来る、あるいはまぶたがひっくり返ってしまうことがあります。それを避けるため、皮膚を取り過ぎないように注意して手術をさせて頂きます。
 
逆まつげ修正手術終了時には、皮膚を取りすぎていなくても、傷が治る過程で硬くなって縮んだり、切開した影響で下まぶたの筋肉の力が弱くなったりしますと、下まぶたが下がったり外反したりします。
 
B-2 対応
手術後3~4 ヶ月経過すると、皮膚のキズが軟らかくなり、また弱った筋肉が回復することによって、外反や下三白眼は改善されてきます。その間は出来る限り、下まぶたにテープは貼って持ち上げて頂く事をおすすめ致します。
 
術後4 ヶ月経過しても外反や下三白眼が残った場合には、目尻で下まぶたを引っ張りあげるか、下まぶたに皮膚を移植する手術によって修正させて頂きます。皮膚移植をしますと、余分な傷跡ができますことをご了承ください。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

C) 左右差

C-1トラブルの内容
皮膚の余りは左右同じではありません。皮膚を切り取る量を左右別々に調整致します。それでも手術後、逆まつげの改善程度に左右差が生じることがあります。
 
C-2 対応
左右差が生じた場合は、4 ヶ月以降に調整を行います。基本的に、逆まつ毛の強い側で皮膚を追加切除します。
 
※ 逆まつ毛の程度に合わせて、右眼左眼、それぞれの調整を行います。そのため切除する皮膚の位置や量は、逆まつ毛の程度により異なりますので、傷の長さや位置が左右で事なる事があります。まつ毛の向きのわずかな左右差を修正する事は大変困難となりますことをご理解ください。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

D) 涙が溜(た)まりやすくなる

D-1トラブルの内容
下まぶたと眼球の表面の間に、小さなすき間が出来て涙が溜まることがあります。下まぶたの外反やゆるみが原因です。3~6 ヶ月程経過を待って頂きますと、キズが柔らかくなりまぶたの筋肉の麻痺も回復してきますので、涙が溜まることも少なくなります。
 
D-2 対応
下まぶたと眼球の表面の間に、小さなすき間が出来て、涙が溜まることがあります。3~6 ヶ月程経過をお待ち頂いても気になる場合は、上記 B) に準じます。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

E) 白目の腫れ浮腫(ふしゅ)

E-1トラブルの内容
白目を覆っている膜が、ゼリー状に膨らむことがあります。
 
E-2 対応
白目の腫れ浮腫は、時間と共に消失しますが、腫れが大きい場合は、まぶたを1 週間程縫い合わせる処置を行うことで、回復を早めることが出来ます。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

F) 中縫いの糸が出てくる

F-1トラブルの内容
中縫いの糸(皮膚の下の組織を縫い合わせる糸)が露出することがあります。
 
F-2 対応
放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください、糸を取り除く処置をさせて頂きます。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

G) 感 染(化膿(かのう)する)

G-1トラブルの内容
下まぶたに赤み・腫れ・痛み・熱感が増したり、長く続く場合は感染の疑いがあります。
 
G-2 対応
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは新たに切開し膿を出す処置を行います。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

H) 血が溜(た)まる

H-1トラブルの内容
術後に傷の中で出血しますと、血が溜まってまぶたが紫色に腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
 
H-2 対応
血が溜まった場合、そのままにしておきますと感染やしこり形成の原因となります。出来るだけ早く処置する必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血を排出します。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

I) 傷が開く

I-1トラブルの内容
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
 
I-2 対応
傷が開いた場合は、再度、縫合します。
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

J) 白目や角膜の損傷

J-1トラブルの内容
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
 
J-2 対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。 状態に応じた処置や対応を行います
 
トラブル一覧へ戻る
 
 

K) 眼球の火傷

K-1トラブルの内容
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
K-2 対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。 状態に応じた処置や対応を行います。
 
トラブル一覧へ戻る