ヒアルロン酸分解注射 | 施術の詳細
ヒアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)は、注入されたヒアルロン酸を溶かす注射です。
肌が元々持っているヒアルロン酸が溶けることはありません。
※ヒアルロン酸以外の注入剤を溶かすことはできません。
【麻酔方法】
麻酔クリーム 麻酔テープ
ヒアルロン酸分解注射 | ダウンタイム・施術後経過
【ダウンタイム】
■ 腫れ・赤み
約2~3 日間程度(注入後は注射の箇所に目立つ赤み、腫れが数ヶ所出ますが時間とともに改善します)
※内出血や感染症になった場合は腫れ、赤みが長引くこともあります。
■ 内出血
注射針があたり細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し紫色になりますが、1~2 週間で消失します。
■ メイク
直後は、パウダータイプのファンデーションは使用できます。
リキッドタイプは、針穴から入り込み、感染の原因となるので当日はお控え下さい。
■ 完 成
約1 週間(個人差がありますが、ヒアルロン酸は注入後数日かけて分解、吸収されます)
ヒアルロン酸分解注射 | 治療後に起こりうるトラブル・対応
トラブル一覧
A) アレルギーを起こす
B) ヒアルロン酸が残る
C) 溶けすぎる(部分的な溶解を希望される場合)
D) 感染(化膿する)
A) アレルギーを起こす
A-1トラブルの内容
稀(まれ)にアレルギー反応(発赤、腫脹)を起こすことがあります。異常な赤みや腫れ、熱感といった症状が注入部位あるいは、全身に注入直後から1日の間に出ます。稀に、1~2週間後にアレルギー反応が出ることもあります。
A-2 対応
その場合、抗アレルギー剤の内服や点滴(ステロイド)を受けて頂くために通院が必要になります。
※ご希望により、事前に皮内テスト(腕に少量の薬剤を注入し、30分経過後アレルギー反応の有無を確認)を行う事が出来ます。通常のものでアレルギー反応が出た場合、ヒト由来のヒアルロニダーゼへ変更することが出来ます。
*ただし、30分間のテストでは異常が見られなかった場合でも、2週間迄の間にアレルギー反応を起こす事があります。
B) ヒアルロン酸が残る
B-1トラブルの内容
過去に注入されたヒアルロン酸の量が多い場合は1 回での注入では分解吸収できずに、残ってしまうことがあります。
B-2 対応
ヒアルロン酸分解注射の量が足りないのが原因です。
ご希望であれば、残っているヒアルロン酸に対して分解注射を追加致します。
C) 溶けすぎる(部分的な溶解を希望される場合)
C-1トラブルの内容
注入されているヒアルロン酸を一部だけ減らして欲しいと希望される場合、分解酵素を少量のみ注入させて頂きます。 しかし、ヒアルロン酸が溶ける量を正確にコントロールする事は出来ませんので、ご希望よりもヒアルロン酸が減り過ぎて、凹んでしまう場合があります。
C-2 対応
ご希望よりもヒアルロン酸が減り過ぎて、凹んでしまう場合は、ヒアルロン酸の再注入を提案させて頂きます。
D) 感染(化膿する)
D-1トラブルの内容
注入部の熱感、痛み、腫れ、赤みが増す、また、その症状が長引く場合には感染が疑われます。
D-2 対応
内服薬の処方、抗生剤の投与のため通院が必要になります。
稀(まれ)なケースではありますが、感染がひどい場合には切開をして膿を出さなくてはなりません。
E) しびれが生じる
E-1トラブルの内容
神経に注射の針があたって、しびれが生じることがあります。
E-2 対応
自然な回復をお待ち頂かなければなりません。回復するのに1 ヶ月程、長くて3 ヶ月程かかることもあります。