CO2 レーザー(脂漏性角化症)治療|術後に起こりうるトラブル・対応(テキスト版)

治療法の詳細 ダウンタイム・術後経過 術後に起こりうるトラブル・対応

治療の詳細

脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)とは、触るとザラザラした黒ずんだシミの一種で、「盛り上がったシミ」とも言われています。
 
これを取り除くには、炭酸ガス(CO2)レーザーを使って、この盛り上がりを削って平らにします。
 
【麻酔方法】
局所麻酔 麻酔クリーム 麻酔テープ
 

CO2 レーザー(脂漏性角化症)治療|ダウンタイム・治療後経過

【ダウンタイム】
個人差があります。
 
 
■ かさぶた
 
レーザーを照射した直後は、すり剥き傷のように赤くただれたようになります。
1~3 日でかさぶたが形成され、1 週間程で剥がれます。
患部がかさぶたになるまでお渡しする軟膏を塗って下さい。
 
 
■ メイク
 
患部を避ければ、直後から可能です。患部は、かさぶたになればメイク可能です。
 
 
■ 洗 顔
 
当日から可能です。患部も濡らして構いません。
 
 
【治療後の経過】
 
むくみ
 
かさぶたが剥がれると、新しくできたピンク色~赤色の肌が現れます。その後1~3 ヶ月程で赤みは薄れます。
しかし肌質によっては、2~4 週間経過するうちに茶色くなることがあります。
これはレーザーの刺激による色素沈着です。日焼けと同じように半年~1 年程で色はさめてきます。
 
 
【注意事項】
 
◆ 治療後は、通常の日焼け予防をして下さい。
◆ 皮膚が再生する前にかさぶたを剥がしますと傷になり色素沈着が起こりやすくなりますので、かさぶたは自然に剥がれるまで、洗顔時に強くこすったり、爪で引っかいたりしないで下さい。
 

CO2 レーザー(脂漏性角化症)治療|治療後に起こりうるトラブル・対応

 

CO2 レーザー(脂漏性角化症)治療|トラブル一覧

 
A) 色素沈着
B) 取り残し、再発
 
 

A) 色素沈着

A-1トラブルの内容
赤みが収まり出す頃に(治療後2~4 週間)、レーザー照射部位に色素沈着が生じることがあります。
 
A-2 対応
レーザーの刺激に対する一時的な反応ですので、半年~1 年程で徐々に薄くなります。日焼けの色がさめにくい肌質の人では色素沈着が残ることがあります。
 
色素沈着の治療をご希望の場合は、メラニン産生をおさえつつ肌のターンオーバーを早め、新たな皮膚を再生させるクリームを処方します。
 
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B) 取り残し、再発

B-1トラブルの内容
レーザーのパワーが弱すぎると、盛り上がったシミが取りきれない事があります。
 
B-2 対応
脂漏性角化の取り残しがありますと、1 ヶ月~3 ヶ月でシミの盛り上がりが確認できます。
その場合、再度、レーザー治療をさせて頂きます。
 
シミの盛り上がりが完全に取りきれた場合でも、数年経過するうちに、同じ部分に盛り上がったシミができることはめずらしくありません。その場合は、再度治療を承ります。
 
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