サルチル酸ピーリング|術後に起こりうるトラブル・対応(テキスト版)

治療法の詳細 ダウンタイム・術後経過 術後に起こりうるトラブル・対応

サルチル酸ピーリング|治療法の詳細

サリチル酸マクロゴールや乳酸を使用し、皮膚の角質層(かくしつそう)のみを剥離(はくり)します。
 
これにより皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を正しいサイクルに誘導して肌質を改善します。
ニキビ痕やシミ、くすみ、小じわなどの光老化に伴う症状のほか、皮膚の質感の改善など、ピーリングの効果は多様です。
 

サルチル酸ピーリング|ダウンタイム・治療後経過

【ダウンタイム】
個人差があります。
 
 
■ 腫(は)
 
数時間から2~3日で消退します。
 
 
■ 発 赤
 
敏感肌の方に生じますが、通常数時間から2~3日で消退します。
 
 
■ ピリピリ感
 
敏感肌の方に生じますが、通常数時間から2~3日で消退します。
 
 
■ メイク
 
施術後12時間は化粧を控えてください。
 
 
■ ニキビ
 
一時的に肌の代謝が盛んになるため悪化することがありますが様子を見て下さい。
 
 
【2 回目以降の治療目安】
 
1 ヶ月後
個人差はありますが、月に1回の治療を3回以上行うことでお肌のサイクルが整って効果の持続も長くなります。月に1回の治療を5~6回受けることをお勧めします。
 
 
【注意事項】
 
◆ レーザーなど他の美肌治療を受けられる際は、治療後、最低2週間は空けてください。
◆ 治療期間中は紫外線を極力避けてください。常時SPF15以上の日焼け止めの使用を推薦します。
◆ ピーリング剤を含む化粧品(プロアクティブ等)の使用は、治療前後1週間は控えてください。
◆ トレチノイン・ハイドロキノンの使用は、治療後1週間程度控えて下さい。
◆ ゴマージュ・スクラブ入り洗顔は、治療期間中のご使用は控えて下さい。
 

サルチル酸ピーリング|治療後に起こりうるトラブル・対応

 

トラブル一覧

 
A) 境界が明確になる
B) 皮膚が鮮明化する
C) 眼障害が起こる
D) 瘢痕形成(はんこんけいせい)する
E) 色素沈着する
F) 感染する
G) 効果が十分にでない
 
 

A) 境界が明確になる

A-1トラブルの内容
治療域の内外の皮膚色、肌のきめ等に違いが生じることがあります。
 
A-2 対応
数ヶ月で徐々に元に戻ります。
 
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B) 皮膚が鮮明化する

B-1トラブルの内容
ほくろ、毛細血管、そばかす・シミは、ピーリングで表面の層が剥離されるため、治療後鮮明になることがあります。
 
B-2 対応
ほくろ、毛細血管、シミにはそれぞれ効果の高いレーザー治療が可能です。
 
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C) 眼障害が起こる

C-1トラブルの内容
化学薬品が眼に入ったりすると、眼障害を起こす可能性があります。
 
C-2 対応
施術時には細心の注意を払って行っていますが、その場合、流水で洗浄を行うなど、適切な対応を行います。
 
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D) 瘢痕形成(はんこんけいせい)する

D-1トラブルの内容
基剤の反応が強い場合、稀に生じることがあります。
 
D-2 対応
治療中に激しい痛みなどが起きた場合は直ちにお申し出下さい。
 
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E) 色素沈着する

E-1トラブルの内容
ピーリング剤に対する反応が強く起こりますと、その後色素沈着を起こすことがあります。
 
E-2 対応
色素沈着に対しては、ハイドロキノン軟膏やトレチノイン軟膏を処方いたします。
 
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F) 感染する

F-1トラブルの内容
極めて稀にヘルペスが起きます。
 
F-2 対応
その場合は、適切な内服薬の投与や外用薬の塗布などの治療のため、通院が必要となります。
 
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G) 効果が十分にでない

G-1トラブルの内容
1回でも効果はありますが、目で見て効果を感じるためには、最低3~5回の治療が必要となります。
 
G-2 対応
3~5回の治療後には、必ず医師の診察をお受け下さい。
 
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