治療法の詳細
ウルトラセルについて・・・高周波(RF)、高密度焦点式超音波(HIFU)を用いて、表皮、真皮、皮下組織といった全ての皮膚層と、脂肪層、SMAS筋膜に熱影響を与えることで、お肌を傷つけることなくシワ、たるみをトータル的に改善させます。イントラセル(表皮)・イントラジェン(真皮・皮下組織)・HIFU(SMAS筋膜)と呼ばれる3種類の機械を同時に、又は個々での施術も可能です。熱によるダメージを受け収縮したコラーゲンは修復の過程で新しいコラーゲンを生成します。コラーゲンの生成能力がアップすることで緩んだ肌は元気を取り戻し、トータル的に高いシワ・たるみ改善効果を得ることができます。
ウルトラセルQ+について・・・HIFUの熱により、皮下組織(脂肪層)の脂肪溶解を促し、局所的にボリュームダウンさせることを目的とした治療です。
【麻酔方法】
治療中は肌の下を刺すような痛み・熱感を伴う事があります。通常、麻酔なしで我慢できる程度の痛みですが、顎の下や額のように骨に近いところは痛みを強く感じることがあります。
- 麻酔クリーム・・・麻酔クリームを塗りますと若干痛みを和らげることができます。
- 局所麻酔・・・局所麻酔を注射して神経をブロックすれば麻酔クリームよりさらに痛みを取ることができます。
- 静脈麻酔(ラリンゲルマスク)・・・全く痛みを感じる事なく眠っている間に治療を終える事ができます。
|ダウンタイム・治療後経過
【ダウンタイム】
個人差があります。
■ 赤み・腫(は)れ
強いパワーで治療を行うと稀にフェイスライン~頬がむくんだように見えることや、赤み・ヒリヒリ感などの症状が出る場合がありますが、数時間~数日で消失します。
■ メイク
直後から可能です。
■ 痛 み
治療後に強い痛みが残ることは、まずありません。肌が引き締まったことによる、こわばり感が数日残る可能性があります。
■ 皮膚表面の凹凸
- 点状に等間隔で皮下組織が加熱され、その部分に治療直後から点状に浮腫が生じます。そのため皮膚表面に凹凸があらわれます。通常1日で消失しますが1週間程度続くこともあります。
■ 皮膚表面の赤いミミズ腫れ
- 超音波に対する組織の反応には個人差があります。中にはターゲットとなる深さより浅い組織にダメージが加わり、赤いミミズ腫れが発生することがありますが、通常数時間で消失します。
【2 回目以降の治療目安】
◆イントラセル 2週間~1ヶ月後
定期的に繰り返し照射を続けて頂くことをお勧めします。
◆イントラジェン 3ヶ月後
1回での治療でも効果は得られますが、よりハリ・たるみの改善を感じるには、複数回治療を受けられることをお勧めします。
◆HIFU 6ヶ月~12ヶ月後
引き締め効果は半年~1年程持続します。6~12ヶ月おきなど、定期的に照射することをおすすめします。
◆リニアファーム 2週間後
2週間に1回を計3回受けて頂く事をお勧めします。その後も定期的に照射することをお勧めします。
【注意事項】
◆ 治療後は、通常の日焼け予防をして下さい。
◆ 治療当日はシャワー浴とし、多量の飲酒は避けて下さい。血流が良くなり赤みや腫れ・痛みが増すことがあります。
◆ 治療後は乾燥しやすくなりますので、十分な保湿を心がけて下さい。
|治療後に起こりうるトラブル
A) やけど
A-1トラブルの内容
治療の経過により赤みが1 週間程続いたり、水泡ができたりする事があります。
A-2 対応
その場合は、炎症を抑えるステロイドクリームを処方します。
B) 色素沈着
B-1トラブルの内容
やけどを起こした部位に色素沈着が生じることがあります。
B-2 対応
通常、時間経過とともに消退してきますが、必要に応じてメラニン産生をおさえる肌の漂白クリーム(ハイドロキノンクリーム)や肌のターンオーバー早めるトレチノインクリームをお出しします。
C) 好転反応
C-1トラブルの内容
新陳代謝が活発になることによって、肌内部に溜まっていた老廃物が出てきて一時的にプツプツとニキビのようなものができる場合があります。
C-2 対応
1週間前後で自然に引きますので、お待ちください。
D) 知覚麻痺
D-1トラブルの内容
眉毛の付け根、目の下、口元の下には比較的太い知覚神経が走っています。それらの神経に超音波があたると、神経がダメージを受けて額、頬や上口唇、顎から下口唇にしびれが生じることがあります。
D-2 対応
しびれ感は1ヶ月から半年の経過で回復します。その間神経の再生を助ける薬(ビタミンB12)を処方します。
E) 知覚麻痺
E-1トラブルの内容
顔面神経はSMAS層より深いところを走行しているため、通常ダメージを受ける危険性はありません。しかし、組織が薄くて神経が敏感な浅いところに存在する方では神経にダメージを与える可能性があります
E-2 対応