YAG レーザー(タトゥー・刺青)治療|術後に起こりうるトラブル・対応(テキスト版)

治療法の詳細 ダウンタイム・術後経過 術後に起こりうるトラブル・対応

治療法の詳細

QスイッチYAGレーザーを使用し、主に黒などの色素に反応させることで、刺青の色を薄くしていきます。色素の入っている深さや大きさにより、数回の施術でとれるもの、それ以上の回数が必要となるものなど、個人差があります。
 
レーザーは黒色に良く反応し、青色・赤色にもある程度反応しますが、緑色や黄色などの色には反応が弱いため、カラフルな刺青は、色を多少薄くできても完全に消すことは不可能です。
 
【麻酔方法】
局所麻酔 
 

YAG レーザー | ダウンタイム・治療後経過

【ダウンタイム】
個人差があります。
 
 
■ かさぶた
 
局所をレーザー光で瞬間焼却して、刺青(いれずみ)の染料を破壊させます。それと同時に、刺青の部分の皮膚がやけどのような状態になります。1~3 日でかさぶたが形成され、1~2 週間で剥がれます。
 
 
■ メイク
 
患部を避ければ、直後から可能です。患部は、かさぶたになればメイク可能です。
 
 
■ 洗 顔
 
当日から可能です。患部も濡らして構いません。
 
 
【YAG レーザー | 治療後の経過】
 
かさぶたが剥がれると、新しくできたピンク色~赤色の肌が現れます。
1 度の照射で刺青の色素がすべて消えるわけではありません。
 
照射する毎(ごと)に色素は減少していきますので、1~3 ヶ月間隔で繰り返し照射することが必要となります。
目安として3~5 回程度はかかるとお考え下さい。治療後の赤みは3~6 ヶ月続きます。
 
 
【注意事項】
 
◆ 治療後は、通常の日焼け予防をして下さい。
◆ 当日から患部を濡らしても構いません。但し、かさぶたが自然に剥がれるまで擦(こす)るは避けて下さい。
◆ 治療後は、患部にかさぶたが形成されるまで、お渡しする軟膏を塗って下さい。
◆ 傷になり色素沈着が起こりやすくなりますので、かさぶたは自然に剥がれるまで(皮が再生する前に)、洗顔時に強くこする、爪で引っかくなどして無理に剥がさないようにして下さい。
 

YAG レーザー | 治療後に起こりうるトラブル

 

YAG レーザー | トラブル一覧

 
A) 水疱形成
B) 白い傷跡になる
C) 刺青の色が残る
 
 

A) 水疱形成

A-1トラブルの内容
一時的に水泡ができます。
 
A-2 対応
水泡が出来るのは通常の経過なのでご安心下さい。
 
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B) 白い傷跡になる

B-1トラブルの内容
刺青の色が取れますと、肌の色素も薄くなります。またやけどによる傷跡もできるため、照射部分の肌は白くなってしまいます。
 
B-2 対応
白くなった肌を元の肌色にすることはできないことをご理解下さい。
 
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C) 刺青の色が残る

C-1トラブルの内容
刺青の色が濃く入っているもの、あるいは深く入っているものはレーザーが届きにくく、完全に色素を無くす事はできません。
 
C-2 対応
レーザーを繰り返し照射することで色はうすくなっていきます。
 
完全に刺青を取り除きたいとご希望の場合は手術により刺青を切り取る方法をおすすめしております。
 
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